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10/06/2008
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「Mehr Licht!もっとひかりを!」という臨終のことばをのこしたのはゲーテです。そしてまた生前ゲーテはつぎの言葉ものこしています。「もし眼が太陽のようでなかったら、どうしてわれわれはひかりをみることができるだろうか」ゲーテの認識に関する考えがこの言葉にはそっくりそのまま表現されていると思います。

ひかりを求めるものゲーテばかりでなく、ほとんどの生命はひかりを求めて生きています。太陽の恵みを前にして、どのように生命はその能力や知恵を獲得してきたのか私は常に不思議な思いを抱きつづけています。

今世紀に入り生命にまつわる世界のコンセンサスは大きく変化し、これまでの常識は覆されようとしているように見えます。人類は生命によりなしとげられた歴史、ひかりのない世界とひかりのある世界を結ぶ架橋の歴史に理解を拡張してきました。ひかりははたして環境の変化の中で生命になにを与えたのか。生命はひかりの中でなにを獲得したのか。生命の内側と外部に隔壁はあるのか。情報は交換されたのか。生命の持つ自然の知恵に対して抱く私の思いも日々揺れ動き、変化しています。水に漂うように位置を確定せずに。

政治、宗教、科学には一歩距離を置き、このページでは混沌と無知のなかで、ゆったりと常に知恵のなんたるかを考えています。一緒に混乱してもよいという包容力を持ち合わせた方はどうぞ。気の短い方はご遠慮ください。

Si vera nostra sunt aut falsa, erunt talia, licet nostra per vitam defendimus. Past fata nostra pueri qui nunc ludunt nostri iudices erunt.
われらの書きしもの、正誤いずれにせよ、われらの生くる限り、そを弁護してやまず。われらの死後、いま遊び戯れる子らが裁き手とならん。(ゲーテ色彩論)

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