PCRの分析手法開発でノーベル賞を受賞したシータス社(当時)のキャリー・マリスのひらめいたアイデアを知って、田中耕一さんがノーベル賞を受賞した質量分析計のアイデアを連想した。頭のよいひとはなるほどどんな場合でも自由な発想ができるものだとあらためて感心した。後知恵では普通の人でも考えつきそうな簡単なアイデアでもその局面で、まったく違った経緯で論理思考を進めてきた場合、逆の発想とか子供じみた発想というのはなかなか出てこないし、ましてやまじめに考慮に値すると自らなかなか確信を持てるものではないだろう。そこのところが凡人の及ばない優れた才能の才能たる所以だ。