2001年1月アーカイブ

情報の壁

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ソニーのトラッキングストック、今後の日本の企業の親子関係を決定していく投資家の発言権。日本経済新聞の「株式会社を考える」での解説。まさしく、親子関係は経営責任問題で見直されつつある。

資本の論理は親子の利害を浮き彫りにする。アームスレングスルールはどのように理解されるか。親会社の既存株主の既得権はあるのか。トラッキングストックの仕組みが会社の中、親子間での情報の壁をいやおうなく意識させる。親会社と子会社相互の情報の開示は一般の株主への開示と同じレベルでないのは明らかだ。支配権の範囲は何ではかるのか。

おなじく日経新聞の物価の記事。ハンバーガーが消費者物価の2年連続マイナスを演出している。先日の報道でも、外食産業の昼食が290円の攻防となっているとの報道があった。ファーストリテイリングの快進撃などが価格の主導権をとっているように見える。

一方で高額品の消費も復活している。なにもかも二極化しているのか?

市場万能主義

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フィリピンと米国の大統領就任。ブッシュ大統領より、無血革命で就任したアロヨ氏に国民の期待は大きい。米国はいまや外国から見ればいったい誰に交渉すればよいのかわからない状況だ。ブッシュ氏の指導力がどこで発揮されてくるか、経済面、政治面の難問を前に世界がその手腕の発揮される日を待っている。

金庫株の解禁と再度の公的資金検討。市場から大きなしっぺ返しがあるのではないか。トヨタが自社株消却など発表してムードを盛り上げるが、海外の投資家にはかえって疑念を持たれるだけではないか。ジャパンプレミアムも再発してきた。日本が国をあげて考えることはパターン化し、次が見えている。市場に見透かされているといえよう。

シリコンバレイの電力不足は市場万能主義がいずれ突き当たる壁である。どこかで事態は突破され、別の地域へ立地が移動するか労働力が大移動していくのだろうが、一時的な停滞は免れない。「空間経済学」の仮定はどの程度現実を反映できるか。

対象を正しく把握する

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水産庁の外郭団体が深層水を使い、人工漁場の実験。深層水を汲み上げ、沖合海面近くに散布すると漁場ができる。プランクトンの死骸などおそらく豊富で絶好の餌場になるのだろう。

一昨日11日の日経新聞経済教室の記事。京大教授藤田昌久氏の「日本再生、新たな集積から」は最近出版され、早速購入して今読み始めている「空間経済学」の論点を踏まえた意見論文である。論点は非常に刺激的で示唆に富み、たのしみに読み始めた本である。まだ本を読み終えていないところでこの記事が出たというわけだ。新聞を読んだ限りで違和感が残ったのは2点。ひとつは日本の国とアジアの関係。もうひとつは今の日本の現状認識と学説・仮説の適用において、対象をやや混同しているという直感的な感じ(印象)である。なぜそう思うかはじっくりと本を読ませてもらえばおそらくわかるのだろう。

なんとなく思うのは過去の分析でとくに労働力の流動化と情報の過大評価が原因ではないかという気がする。

人工漁場の実験といい、国際的ネットワークの中心的ハブとしての情報・知識創造活動の集積の開始といい、いずれも自己組織化の種を蒔こうという試みである。考え方の次元は相違するが乗数効果に期待したケインズの発想とも呼応し、方向としては同一線上に位置するのであろう。

株価の低迷

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いつものことながら株価低迷にPKO構想。しかし、手も足も出ず結局三閣僚意見交換報道。
日経。ムーディーズの国際部門責任者トゥルーリア氏の記事。核心を突いている。「デフレ時には減らすべき公的年金の支給額の変更を先延ばししている。」私も2日前に同じことを言っている。

清廉であること

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米次期政権チャベス氏労働長官指名を辞退。米国流のルールに対する厳しさが表に出ていると思うし、必要以上に非常に厳しい制約を課されている感じを受ける。米国の世界ではあたりまえともいえるし、これも政治の駆け引きだといえばそれまでだが。
裏返せば思い切った自由な発想のできる人はその世界で第一人者となることが拒否され、従来の発想の範囲しか認められないともいえる。まあ、行動を起こしてなくて考え方だけでないとダメということであって、とにかくルールを破っていると言う事実がすべてを拒否させる元にある。ソクラテスでないとだめっちゅうわけだ。

世の中を動かすもの

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毎日新聞の参審制導入報道。世の中はやはり徴(しるし)によって決定される。

東芝と日立がLINUXで提携。IBMにつづく大手の動きで国内の企業システムは大きく動いていくだろう。サーバーにおける実力とコストパフォーマンスがなんといっても魅力である。

日経の技術創世記英保険協会が「遺伝子検査で高いリスクと知った人ばかりが加入するようになったら、保険は成り立たない」。生命保険会社が遺伝子検査の結果開示を加入希望者に求められるようになり、大論争が起きているよし。さもありなん。ここにも情報と金融の問題がある。

門松

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今日は車で往復70km余りの距離を国道で走ったが、しめ飾りをつけている車を行きだけ数えたら21台だった。おそらく割合で言えば5%程度の割合だろう。元旦に感じたのと同じような光景で、正月気分が出ていないのはこれら慣習の変化のせいかもしれない。そういえば門松も家の近所ではほとんど見ていない。
不景気だからというのでなく、まさしく慣習が変化しているのに違いない。これはどういうことだろう。

役割

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今日は新聞が休刊だ。
テレビで、大学ラグビーを見ていてわかったのは、このごろのラグビーでは全員がボールをつなぐラグビーになっているようだ。フォワードもすぐライン参加している。おのおのの役割を強調した時代が終わりつつあり、全員の持てる能力をフルに発揮せよとのラグビーになっている。フォワードの役割が強調され、組織だった動きを見慣れた新日鉄、神鋼ラグビーのファンには隔世の感がある。足の遅いフォワードに出る幕はないのか。

20世紀からの宿題

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21世紀に日本の国が持ち越した問題は、景気の低迷が一番であろう。
そして、失業の増加と、貧富の格差の拡大。
犯罪の増加と国際化、低年齢化。中途半端に豊かで、国民が豊かであると思っていない点が特徴だ。外国からはやはり豊かな国日本と見える。
今日、初詣にいくと気のせいか平年より初詣客が多かった。しかも晴れ着を着ている人は皆無で皆普段着だ。これは現在の世相を如実に表しているといえる。

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