農水省・厚生労働省のBSE調査検討委員会が農水省の失政を記載しようという動き。最終段階でまとまらないと。概要では失政の背後に族議員の圧力との報道。このような報道が出たことが評価される。しかし、これももとをただせば農水省と厚生労働省の勢力争いと情報リーク合戦、族議員の圧力から出た情報とも言える。
外務省の内部告発といい、厚生省の情報といい、内部告発はいろいろな意味で結果として透明性を高めることになっている。しかし、一方でこのたびの情報基本法などの考え方の背景には組織の保有する情報は厳しく管理されなければならないとうたわれている。そしておおかたの組織では、就業規則で情報の管理規則違反に厳しい制裁を課している。匿名のリークが増えるのは仕方のないことで組織内部のモラルの低下がこのような結果を招いているともいえる。
人間に限らず、動物の体は、バランスが崩れるとあちこちに不調が症状となって現れる。内部に潜む異物、排除されるべき病原菌ともいえるものを敏感に外部に表示している。これらは、組織同様に結果として健康体を保つ上で必須の情報を提供しているといえるだろう。背後には異物を認識する免疫系の調節物質、サイトカインの働きがあり、本来の自己ではないものをきちんと組織の構成員が判断しているのだから。
