2002年6月アーカイブ

正義を装ったもの

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SSKの補助金不正受給が元社長の逮捕という展開となった。狂牛病の肉の買い上げといい、帝京大学でクローズアップされている私学への補助金問題といい、介護保険制度でのそもそもあいまいな基準しか提示していない中での多くの不正受給問題といい、どれも補助金制度の存在そのもののほうがよほど罪が重い。法律の起案者を逮捕してほしいと言いたい。

厚生労働省による高齢の失業者を対象とした教育訓練補助金も教育訓練により失業を免れた人の実質的な人数はたかが知れている。多くの受給者が若年で補助を必要ともしない学生や裕福な家庭の子女であることは常識だ。これを黙認して貴重な税金を浪費しているのは犯罪以外のなにものでもない。不正受給摘発はそもそも誤った基準によるバラまきを正当化するもの以外のなにものでもない。

今回の事件は企業のまじめな教育訓練の対応に対し、業者のいやがらせによるわずかな基準未達をてこにした逮捕劇であり、背後に政治的な動きがあるとなれば補助金を食い物にする圧力団体の存在を考えないわけにはいかない。なにが正義かの基準は万人の知るところだ。

医師が手術失敗を隠そうとして逮捕された。医師の倫理が厳しく問われている。失敗が許されない職業とはいえこれまでこのような動きのなかったことがむしろ不思議だ。これからはインターネットで患者側も発言力を獲得し、牽制の力を発揮することとなるだろう。あたりまえの話だがやっと正常化への道が開けてきたと言える。

ワールドコムの不正経理問題はアンダーセンが絡んでいたことによって最悪のコースを進み始めている。米国の会計への不信。会計事務所への不信。ディスクロージャーへの不信。そして経営者に対する倫理欠如への不信。株価は急落し、世界的な動揺を招いている。事実の解明で今ほどスピードの要求されている場合はないだろう。世界の経済が危うい基盤の上に立っており固唾を飲んでことの推移を見守っている。

米国の決断のスピード

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日経がアンダーセン有罪のニュースを取り上げている。学ぶべきは米国のスピードと決意だ。

エンロン問題

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IASBが早くもストックオプションの費用化を議論し、今秋には決議の見込だと。なんという素早さだ。エンロン問題は世界中の関係者を恐怖に陥れている。

しかもアンダーセンは有罪だ。日本人はすぐアングロサクソンの策略だと騒ぐが、この米国のバランス感覚はすばらしい。規制緩和が少しも進展しない日本国内を尻目に米国は早くも行き着くところまで行って調整局面に入っているのだから。

変化のきっかけ

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ワールドカップサッカーで世の中が盛り上がっている。コロンビアの殺人に象徴される利権と金銭にまみれた裏の世界は見えないものの、ナショナリズムのぶつかり合いが先鋭化している。シンプルなゲームなだけにちょっとした審判のミス国民的感情のもつれに発展する危険がある。それにしても日本の代表選手は本当に冷静だ。この2週間ほどの急速なサッカー熱の盛り上がりにびっくりしているのではないか。世界の紛争の多くはこうした感情の盛り上がりがきっかけとなっているにちがいない。

東京電力が仮想商店街で代金引き落とし代行業務開始。みずほトラブルの影響がこのようなかたちで展開していくとは思わなかった。地域独占会社が顧客との関係を強化し他社参入をますます困難にさせるが、これも自由化か。

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