2003年12月アーカイブ

国連と米国と日本

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ついに米国の本音があらわれたという記事が掲載された。そして、国内のどこからもこの記事に関する正式なコメントの出ないのが不気味だ。

日本の戦後の建前は国連主導であった。ときとして海外との関係がギクシャクしても国連は日本の憲法とともに日本人の潜在的な心の支えではなかったか。歴代の首相や政治家の国会答弁がこれをものがたっている。与野党を問わず、これは暗黙の了解事項であった。平和が言葉だけで主張できたよき時代とも言える。

アーミテージはこの日本人の甘い幻想をみごとに打ち砕いた。心の底でなんとなく感じていて、日米安保がどのような位置付けでありつづけたかその事実をあばいた。わかっていてもあらためて言われてショックを受けた人も多いのではないか。

イラクの統治評議会は復興にあたり国連の果たすべき役割に期待するとの声明を出したが、これはイラク国民感情として当然の声明だろう。これらのことも十分承知の上でアーミテージは話したはずだし、それだけ日本の自衛隊のイラク派遣の問題は大きい決断だということだ。

折りしも隣国イランでは地震による大惨事が発生し、われわれの感覚ではイラクよりイランへ向かったらどうなの?といいたいところなのに。

イラク戦争の意味

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リビアが大量破壊兵器を廃棄するという決定を下したのは、体制の存続が決め手であったそうだ。

リビアの資源である石油は米国にとってきわめて戦略的価値の高いものであるはずだが、イラクの二の舞にはなりたくないという気持ちが働いたのは誰の目にも明らかだし、腕力が正義になっているのも明らかだ。

北がこの決定に影響されるかどうかは、微妙だ。北にはみるべき資源がほとんどない。米国にとって戦争をする意味がない。これほど米国にとって魅力のない地域もめずらしいのではないか。歴史的にいってもロシアだけがこの地域に関心が強いはずだ。

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