ブッシュの演説

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ブッシュ政権の継続にあたり、就任演説を米国民が支持したという世論調査の結果が報道されている。「圧政の終結」という目標に困難だが妥当な目標だという反応だったようだ。これに関連して思い起こされるのは、9.11の直後、チョムスキーが述べた次のような言葉だ。
たしかに全国民が一致している感情がある。それは、もし犯人を見つけ出せるのなら、実行犯を捕らえ、処罰することを求める感情である。私の考えでは、おそらく大多数の人の気持ちは、相手かまわず打って出て、多くの無実の人々を殺戮することには反対である。ビンラディン自身、おそらく、グローバリゼーションや、文化的ヘゲモニー(覇権)のことなど聞いたこともないはずだ。ロバート・フィスクのように、彼に深層インタビューを行った人々は、彼が世界のことを事実上なにも知らないし、知ろうともしない、と報告している。われわれは、すべての事実を無視し、自分をいい気持ちにする勝手な幻想に耽ることもしようと思えばできる。だが、その場合、他の誰よりも、自分自身を相当危険にさらす選択であることを覚悟すべきである。
すなわち、彼の言わんとしているのは米国の人々、欧州の人々が圧政に苦しんでいると思っている人々のことを真に知らない。そして、主要メディアや知識階層一般が、危機に際して権力を支持して勢ぞろいし、大義のために一般大衆を動員するのはよくあることだという話だ。
もちろん、ここでブッシュが相手を特定して間違っているという意味でこれを書いたのではないが、危険性を知ったうえで、その銃口を向ける相手を間違わないようにして欲しいという気持ちに偽りはない。少なくとも、このたびのイラクの戦争のように、決めつけた行動で後日批判されることのないようにだけはしてほしいものである。

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このページは、藤田ひかるが2005年1月22日 21:14に書いたブログ記事です。

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