2005年5月アーカイブ

中国大使は過去の日本の約束に言及したこれはまさに官僚が演出した紳士協定以外のなにものでもないが、この発言を見れば日本の首脳でこの約束を無視したのは橋本元首相だということになる。そうであれば、小泉首相がその協定の存在を引き継いでいないのは当然だ。しかし、一方で中国は紳士協定の存在につきおそらく会談の都度何回も念押ししただろうし、その事実を重く受けとめる必要があっただろう。過去の首脳の発言が否定されてしかるべきという考えは、公式にはまさに別の意味で歴史認識の問題といえる。そして安易に秘密裏に中国に約束することを了承した当時の首相が誰だか知らないが、その人物こそ今日の混乱を招いた責任者だ。鄧小平のように堂々と黒のものを白と言って正面から約束すればよかったといえる。そしてなにより日経社説が述べているように首相の靖国参拝は、少なくとも現時点では、中国はもちろんだが国際社会の支持も得ていない。ここは東アジア諸国が反発する刺激的な行動を控えるのが正しい判断だろう。外国の圧力にこれだけ弱いわが国がなぜこれだけ頑なな態度に終始するのか、日本の首脳の宗教行為もどきの行動で全世界が理解に苦しんでいる。中国では反日の動きが3月中旬から中国国内の三大ポータルサイトで発生しており、今になって取締りされるのは中国国民感情からも納得できない。単なるガス抜きでは済まないだろう。5月4日、8月15日の日本を世界は固唾を飲んで見守っている。

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