経営の最近のブログ記事

ストックオプションに代わるもの

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昨年から米国で検討されてきたストックオプションの費用化が大きな流れになってきた。しかし、一方で従業員の一部やHPなどの著名企業の経営陣の中にこの流れに抵抗している勢力がある。これは、ストックオプションの評価にかかわる意見だがある意味では正鵠を射ているともいえるだろう。ストックオプションが問題視されたのはグリーンスパンが費用化を証言したからであって理論的な検討の結果ではない。問題の背景には投資家から見てブラックボックスになっているという仕組みの問題点であったからだ。もともと目的としてきたインセンティブの側面が無視され、市場優先の観点から悪玉扱いしていくのはやはりやりすぎであろう。代替する手段の制度化が望まれる。

イラク戦争の意味

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リビアが大量破壊兵器を廃棄するという決定を下したのは、体制の存続が決め手であったそうだ。

リビアの資源である石油は米国にとってきわめて戦略的価値の高いものであるはずだが、イラクの二の舞にはなりたくないという気持ちが働いたのは誰の目にも明らかだし、腕力が正義になっているのも明らかだ。

北がこの決定に影響されるかどうかは、微妙だ。北にはみるべき資源がほとんどない。米国にとって戦争をする意味がない。これほど米国にとって魅力のない地域もめずらしいのではないか。歴史的にいってもロシアだけがこの地域に関心が強いはずだ。

複雑性のリスク

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半官半民というより、少しの政府出資があるために、投資家は過度に安心している。政治的配慮があるだろうと勝手に都合よく解釈してリスクを過小評価するというどこにでも見られるパターンだ。米国の住宅金融公社問題は実態を知らないままに投資家が資金をつぎ込んできたとも言えるだろう。エンロンの問題と同様にフレディマックの会計疑惑によって粉飾があきらかにされようとしている救いはエンロンのように意図的に投資家を欺くまったくの粉飾ではなく、変動の激しいデリバティブ会計の影響を隔離し、素人目にわかりやすくしようとした思惑が垣間見えるところだ

つまるところ短時間に企業を判定し、投資資金をつぎこむかどうかを決断するためにはシンプルな指標を必要とする。ひとつの要因を重視すれば切り捨てられた要因は無視される。全体としてはおかしいのではないかという議論は必ず生まれる。デリバティブの手法の問題のひとつはあまりにも専門化しすぎているところだ。ひとつひとつの議論は正しいし、判断の指標とも矛盾しないがコンピュータを駆使して多くの分析を組み合わせて複雑性を増したところにデリバティブの犯罪性が潜んでいる。要するに投資家を意図せず欺いているのだ。複雑性のリスクに対応できていない

ところで、国内の株式市場は円安方向を歓迎して異常に盛り上がっている。しかし、本当に円安か?外人買いという点でひとつの方向が定まったとも言える。昨年10月この欄でも書いているがおそらく市場はすでに反転しているのだろう。直感的には昨年9月25日頃が節目だった気がする。

中国のWTO加盟への過程で14年3月10日この欄で危惧を表明していたが、先般来のSARS騒ぎははからずもこの懸念が杞憂ではなかったことを明らかにした。しかし、当面のあらたな患者の発生が無くなったことで中国はWTOのテストの第1段階はともかくクリアーしたと言えるだろう。

引当金の積み増し

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竹中新大臣の方針が次第にはっきりとしてきた。銀行による自己査定結果で大企業の査定が甘いものを辛くして銀行に引当金の積み増しを迫るものだ。査定結果により当然大企業で資金が回収される結論となるところが出てくる。いきなり資金ショートして資本市場でも混乱する可能性が出てきた。そこまで銀行が大企業に言えるかな?銀行の経営責任問題にも発展するし、株主の責任にも帰着するだろう。国際公約と国内の景気回復期待の間で極めてむつかしい局面だ。

企業経営者の倫理発言

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グリーンスパンFRB議長証言。企業経営者の倫理を厳しく問い直している。春になされたストックオプション費用化の発言が大きな流れになりワールドコム問題も出て大統領発言まで引き出したが、今回の発言はさらに市場経済の何たるかを市場に問う発言になった。度を越えた強欲という表現が印象的である。

それにしても米国の対応は素早い。法改正まで一気に進み反対勢力(抵抗勢力?日本国内とは意味合いも違うが自己の利益を目指しているという点では同じ)とつばぜり合いが激化しているというのだから。

エンロン問題

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IASBが早くもストックオプションの費用化を議論し、今秋には決議の見込だと。なんという素早さだ。エンロン問題は世界中の関係者を恐怖に陥れている。

しかもアンダーセンは有罪だ。日本人はすぐアングロサクソンの策略だと騒ぐが、この米国のバランス感覚はすばらしい。規制緩和が少しも進展しない日本国内を尻目に米国は早くも行き着くところまで行って調整局面に入っているのだから。

ストックオプション

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グリーンスパン議長がストックオプションの費用化を主張しているようだ。規制緩和と会計手法によるコントロール可能性の維持とどちらをとるか、費用化でなくとも投資家に詳細に開示できる方法があればよいが、ゲーム理論に加え、ブラック・ショールズ式に類似した時間を計量化する技術が必要だろう。つまるところ市場の評価としては決め事の費用化ということになる。グリーンスパンの主張が正しい。

エンロンの問題はやはり開示が不十分で投資家が誤った判断をしてしまうところにあるわけだから、ルールを悪用して見えないところで資金を抜き取る手法には絶えず投資家の監視の目が行き届くようにするというのが透明な会計には必要といえる。特に経営の裁量で動かせる部分には会計のたががなければルールの誘惑に勝てない経営者が出てくるのは時間の問題だ。ストックオプションはいわば証券市場という公平な利益調節機能にコントロールされた会社の中にもうひとつ別の利益分配集団を抱えるようなものであり、利益相反となるかどうかの分岐点では経営判断の健全性がTESTされている。現状の株主総会での限定した開示以上の外部からの監視を計量的に必要とするというのが今回の指摘だ。

医療制度改革、違法コピー

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経済財政諮問会議の経済/財政運営の基本方針が示した医療制度改革の方向につき、日本医師会が批判。医療の第一義的目的は人命の尊重と保護にあり、市場経済原理が必ずしもなじまないことを確認すべきだ。というもの。これは教育にも同じようなことがいえるが、なおかつこうせざるをえないという現実がある。それぞれの現場にいる当事者が現状認識を欠いているという点で共通点がある。

批判は批判としてきちんと踏まえた改革が必要だろうが、大きな方向としては必要なところに必要な資源がはいぶんされておらず、医師会が考えていることすら実現できなくなっていくという矛盾がある。

著作物の違法コピー問題は技術と理論の本質を次第に明らかにしつつある。およそ世界で考えうるものはすべて存在しうる。おなじクラスの世界では、おなじ言語が使用されればコミュニケーションが可能になるということではないのか。暗号技術で防御しようとすること自体、究極の無駄なあがきに見える。ハッカーを擁護してそう言うのでなく、理屈で考えてどうもおかしいと思う。

環境を作る

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LINUXサーバの普及に大手が攻勢を強めている。オープンソースで発表した開発者は人類全体で賞賛されるべき功労者だ。平和の使者と言えるだろう。

日航機ニアミス事故、管制ミスとのこと。新聞記事では管制官の適性を厳しく選別すべきとの報道もある。厳しくするのであればそれ相応の待遇も保証する新たな覚悟が必要だろう。リスクの軽減にはコストがかかり、声を大きくするだけでは事態は改善しない。環境作りからはじめる必要がある。

危機管理

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日本航空のニアミス事故。ニュースステーションでは、会社と組合との相互不信感を報道。また、真の事故原因の解明がなされるべきとの意見あり。そのとおりと思う。

管制官の過重な業務、軍事空域の存在など背景となる要因はさまざまで、解決がむつかしい。無線によるコミュニケーションだけが命綱であるとの印象を強くした。

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