姫野前社長とともに逮捕された田村正利容疑者(63)は暴力団対策課長、相浦署長を務めた長崎県警OB。姫野前社長と同じ高校の1年先輩で、2人とも柔道部主将だった。企業防衛のためSSK顧問として迎えられたが、自らが不正受給に関与した疑いで逮捕される皮肉な結果になった。
逮捕前、田村容疑者は「私が講師として職業訓練をしたが、申請より時間数が足りないなどの理由で不正と判断された。結果的に詐欺に加担したと言われても仕方がないが、不正をするつもりはなかった」と話し、職業訓練の実態がなかったとする会社側や県の見解に異論を唱えていた。
今回の不正受給発覚の契機になった元下請け業者の民事訴訟。田村容疑者は99年秋、業者を訪ね「SSKは一部上場企業だ。告発したら新聞の一面に載るからやめてくれ」と要請していた。この点について田村容疑者は「工事代金支払いのトラブルがあり、水広副所長から行くように言われた。『仲良くやってくれ』とは言ったが、告発しないよう言ったことはない」と弁明していた。
[毎日新聞6月27日] ( 2002-06-27-21:18 )
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