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| 政治ニュース - 9月23日(月)21時21分 |
【コペンハーゲン中澤雄大】小泉純一郎首相は韓国の金大中(キムデジュン)大統領、中国の朱鎔基首相から、日朝首脳会談に対し高い評価を得た。23日午前(日本時間23日夕)開幕したアジア欧州会議(ASEM)に参加している各国首脳からも「称賛の嵐」(同行筋)を受け、正常化交渉進展に「追い風」となった形だ。拉致事件「死者8人」の衝撃が強烈な国内では難しい対応を迫られている首相だが、日朝首脳会談への国際的評価をテコに、今後の日朝交渉でいかにリーダーシップを発揮するかが課題となる。 「日朝間だけの問題ではない。北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)が国際社会から孤立しないように各国が協力することが望ましい」。22日夜(同23日未明)のラスムセン・デンマーク首相主催のASEM非公式夕食会で、首相は日朝改善が国際社会の利益にもなると力説した。「緊張緩和に向けた重要な一歩」などと欧州を含む5カ国から評価の声が上がった。 これに先立ち行われた日韓首脳会談、日中首相会談でも正常化交渉再開への支持を取り付けた。中国の朱首相との会談は靖国神社参拝問題で小泉首相が訪中を見送った影響が心配されたが、北朝鮮問題が話題の中心だった。日中国交正常化30周年の友好ムードを意識してか、先方から靖国問題への直接的言及はなく、会談は終始なごやかなムードだったいう。 23日午前の首脳会合で小泉首相の訪朝を歓迎する「朝鮮半島の平和のためのASEMコペンハーゲン政治宣言」が予定を前倒しして採択されたのも、日本側の予想を上回る迅速さだった。小泉首相は欧州、アジア全体から北朝鮮との対話促進にお墨付きを得た。 ただ、日朝首脳会談の評価をめぐっては、拉致事件解明重視の日本と、北朝鮮の核やミサイル問題など安全保障問題重視の欧州、アジアとは温度差もある。ラスムセン首相主導で宣言が早々採択されたのは、拉致事件の重要性を理解しつつも、北朝鮮を対話路線に引き入れることを日朝交渉の基盤に据えてほしいという国際社会のメッセージともいえよう。(毎日新聞) [9月23日21時21分更新]
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