ポテトチップス中の発ガン物質、アミノ酸から生成か 2002.09.30 Web posted at: 17:10 JST
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CNN
(CNN) ポテトチップスやフライドポテトに含まれる発ガン物質は、アミノ酸の加熱によって生成されるという研究成果が、ロサンゼルスで9月26日まで開かれていた分析化学団体(AOAC)の年次総会で発表された。
食品・日用品大手プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)の研究者は、AOAC第116回年次総会で、アミノ酸のアスパラギンがグルコースなどの糖と一緒に高温加熱されると、発ガン物質アクリルアミドが生成されると発表。ポテトチップスなどからアクリルアミドが検出された理由を解明した。同社はさらに、これまで問題視されていなかったバナナチップスやアスパラガス・ローストなどの食品からも、アクリルアミドが検出されたと発表した。
カナダの政府関連機関も別途、アクリルアミドとアスパラギンとの関係を示す発見をしており、国内の食品会社に対し、食品中のアクリルアミドを減らす方法を見つけるよう指示している。
米食品医薬品局(FDA)も、アクリルアミドの危険性研究と食品含有量の低減方法発見を、最重要課題のひとつに指定。30日には、消費者団体や食品メーカーとこの問題について協議した。
アクリルアミドは、プラスチック生成や染料などに使用される発ガン物質で、従来は食品に含まれているとは考えられていなかった。しかしスウェーデンの研究者が今年4月、摂氏120度以上で加熱調理されたポテトチップスやフライドポテト、シリアルやパンなど、炭水化物を多く含む食品に高濃度に含まれていると報告。6月には英国、ノルウェー、スイスの各政府が、この報告内容を確認した。世界保健機関(WHO)と食糧農業機関(FAO)も報告を確認し、添加物の安全性評価を担当する「合同食品添加物専門家会議」の優先検討課題にアクリルアミドを加え、対応を協議している。 |