証券監視委、日興処分を勧告へ

 証券取引等監視委員会は18日、証券大手日興コーディアルグループに対し、2005年3月期決算の開示が不適切だったとして、課徴金の納付を命じるよう 金融庁に勧告する方針を固めた。グループ企業の会計処理で利益を水増ししていたと見ており、課徴金は過去最大規模の5億円となる。

 日興は05年3月期に本来は連結すべきグループ会社を決算から外し、利益をかさ上げした疑いがもたれている。さらに、この開示資料を使って05年11月 に500億円の社債を発行した。監視委は不適切な会計処理に基づく社債の発行で、投資家の判断を誤らせた可能性があるとみている。

 日興はこれまで監視委の指摘に対し、「監査法人から適正意見をもらっており、適切な会計処理をしたと認識している」(同社首脳)との立場を貫いてきた。訂正すれば株主代表訴訟を受けるリスクがあり、社内で慎重論が強かったこともある。(17:09)

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