法律について

 

        平成13111日の日本経済新聞の記事。金融庁は2001年度から文書回答担当者を5人配置する由。裁量行政を排除するためのノーアクションレター制度。

        これはいわば悪人を保護していく法律を明示していく作業でなんともやりきれない。金融庁の肩を持ってやらなくてもよいと言っているわけではなく、やらなければならないことがなんともつらい。私の感じる大いなる矛盾だ。

        しかし一方平成15年6月13日に発表された「法令遵守に関する情報の受付について」に至ってはいったいどうなっているんだという気持ちだ。裁量行政を排除するはずが、これでは全く目安箱の設置以外のなにものでもない。

        そして、平成15年7月国会でやりとりされた行政の圧力うんぬんの話はやりきれない。竹中大臣は明快だが高木長官の話は支離滅裂だ。これが裁量行政でなくてなんだというのか。

        もちろん、コンプライアンスの重要性や情報管理、守秘義務の話は十分理解している前提でもなお首をかしげざるを得ない。高木長官会見に臨んだ記者のしっかりしたやりとりが際立っている。

        行政の裁量に加え、立法検討でも全く同様の事態を招いている。公益通報者保護法は一部有識者意見書にも指摘されているが有害な法律だといえるだろう。オーウェルの1984年がまさに再現されている。

 

        少し論点がずれてこれは法律の話というよりむしろ技術問題だとも考えられるが、2チャンネルの西村博之氏が指摘している「現状ではISPが会員との連絡手段を防ぎすぎている」との指摘が本質的だ。この原因は市場の実態の認識に企業経営者がどうしてもへっぴり腰になるという背景がある。無償と有償の本質的差異がこのような形で生まれるからかもしれないが。

 

        また、平成16118日のSEMリサーチがGOOGLEによるPAGE削除の指摘。法に触れると。すなわちGOOGLEは名誉毀損罪(刑法230条)及び営業妨害罪(刑法233条)に該当すると判断。日本の国内で悪徳商法を弁護する人がいないから問題になることはなかろうが微妙な話だ。このようなことは実際ほとんどの商業ベースのSITEで日常的に行われているのだろう。特にこうしたことに対する感性が麻痺している現実がおそろしいといえばおそろしい。一方前述の2チャンネル西村氏はこういったことをきちんと把握しているようで、「鴨に矢を刺す」って行為が(鴨を打って鴛鴦を驚かす行為が)法律に触れなかったとしてもそういう行為は少なくなっていくと思っているようだ。それは、自由、多様性をなくしたということではなく、その社会レベルが野蛮性を失って豊かな生活になっていると考えることができるのではないかと。ある意味で2チャンネルは既に閉鎖空間になっており、その中では自立したルールがあるという自負がそう言わせているとも思えるが。聞いてる限りでは商業主義とは一線を画しておりすがすがしい。

        いしなおnetではこの問題で批判する側を批判している。プロバイダに責任を負わせることには限界があるよというより、そもそもそのような責任を問う資格が利用者側にあるのかという問いかけだ。自らの言論の責任は自らにあるというあたりまえの話だが。未熟なNET利用者への警鐘と捉えるべきだろう。

 

        日経の社説で裁判所・検察は体質を変えられるかという記事が出ている。このところマスコミの官僚たたきの矛先はかつての大蔵省・警察から司法へ向かっている。公証人の収入申告漏れなどでの批判が出ており、ことさらセンセーショナルな扱いをしているようにも思えるが、要は行政だけでなく司法の世界でも自らのルールには甘くなっているよという警告を世間が発していると思わなければならない。福岡地裁の処理対応などは一応納得性の高いものと言えるだろう。分限裁判制度は知らなかったが大方の一般人も今回の話でその存在を知ったのではないかと思う。

        公証人試験の実施結果など常識のある人ならこんな結果は信じられないだろう。これを勉強が足りないの一言でかたづけるところに担当者の思い上がりがある。

        平成14年6月23日の毎日ニュースで日弁連を提訴する話が報道されている。たしかにこのような場合どのように対処したらよいのか素人にはわからない。法はどのように機能するのか。本件の事実関係がどのような内容かはわからないが、仮に同様のケースが発生した場合、どう考えても弁護士が優位にあるようにしか思えない。

 

        平成15730日の報道でも、高松刑務所の中で違法行為が永年行われてきたという記事。これなども法務省の人間が優越的地位にいることを確信しているからこそなんの疑いもなく続けられてきた行為なのだろう。

 

        平成16101Blog「あざらしサラダ」で警察白書の記事に関連し、プロ意識が希薄だと批判がある。まったく同感だ。一部の警察官の甘えであって、大半はプロ意識があると思いたいが、こうして統計資料を堂々と公表されれば、組織として、公務員として批判を受けても反論できないではないか。ましてや、その4日後にめったに厳しい論調の見られない日経新聞でも警察官の緊張感のなさが批判されている

 

 

        以下関心のある法律について述べる。

 

法律名

分類

内容概要

立法趣旨

問題?

弁護士法

 

 

 

 

行政不服審査法

 

 

 

資格審査会

医師法

 

 

 

免許・第4条